職業訓練校に通いながらの就職活動、いつから動けばいいのか——なかなか判断がつかないですよね。私も当時、授業についていくだけで精一杯で、就活はずるずる後回しになっていました。
この記事では、プログラミングの職業訓練校に6ヶ月通った私が、実際にやった就活と「これは早めにやるべきだった」と後悔していることを書いていきます。
先に正直に言っておくと、私は卒業の時点では就職が決まりませんでした。だからこそ伝えられることもあると思っています。
訓練校に通いながらの就活、いつから動けばいいのか迷いますよね
授業のペースについていきながら、就職活動も並行して進める。文字にすると簡単そうですが、実際にやってみると、これがなかなか難しいんですよね。
私の場合、前半は授業を理解することにほとんどの時間を使っていました。「就活はもう少し基礎が固まってから」と、心のどこかで先延ばしにしていた感覚があります。当時は、それでなんとかなる気がしていました。
でも今振り返ると、その「もう少し後で」が、後々じわじわ効いてくることになります。訓練校のカリキュラムは6ヶ月できっちり終わるようにできていて、後半になればなるほど授業の内容も濃くなっていきます。就活に手をつけるタイミングが遅れると、終盤に一気に負担が集中してしまうんです。
ここから先は、私が訓練中に実際にやっていたこと、振り返って後悔していること、そして「6ヶ月コースならこう動くのが理想だったかな」と今思うことを、順番に書いていきます。完璧な成功談ではありません。むしろ反省が多めですが、そのぶん同じ立場の人には刺さる部分があるんじゃないかと思います。
なお、私が通った職業訓練校の雰囲気はこちらでまとめましたので、訓練校自体の様子を先に知りたい方はこちらをどうぞ。

私が訓練中に実際にやっていた就職活動
まずは、私が訓練中にやっていたことを振り返ってみます。
paizaのスキルチェックと、そこからの応募・スカウト
訓練中に私がよく使っていたのは、paizaというサイトのスキルチェックでした。
簡単に説明すると、プログラミングの問題を解いて、その結果でEからSまでのランクがつくサービスです。このサイトには求人も載っていて、一定のランク以上でないと応募できない求人もあります。逆に、スキルチェックの結果を見た企業側からスカウトが届くこともありました。
私はこれを使って、何社か応募していました。正確な数は覚えていないのですが、paiza経由でだいたい5社くらい。それに加えて、ほかの転職サービスからも2〜3社受けた記憶があります。合わせると7社前後でしょうか。記憶があいまいなので、はっきりした数字は出せません。

スカウト経由で面接まで進んだものもありました。ただ、結果から言うと、合格はひとつもありません。
スカウトが来たときは、自分から応募するよりも話が早そうだなと、少しだけ楽観的になっていた部分があります。だから不合格と分かったときは「マジか」という気持ちにはなりました。とはいえ、企業側もたくさんの人と会って比べたいんだろうな、とも感じていたので、そこまで深く落ち込みはしなかったです。「こんなものなのかな」というのが、当時の素直な感覚です。
求人を本格的に検索し始めたのは後半、面接は最後の1ヶ月半
求人を本格的に検索し始めたのは、6ヶ月のうち後半に入って少し経ってからでした。実際に面接を受け始めたのは、記憶が正しければ最後の1ヶ月半あたりです。
paiza以外だと、typeのような転職サイトでも求人を眺めていた記憶があります。ただ、そこから実際に応募したかどうかまでは、はっきり覚えていません。
今になって振り返ると、動き出しがかなり遅かったんですよね。理由のひとつは、前職を短期間で辞めた経験があったこと。「次は失敗したくない」という気持ちが強くて、求人をかなり厳選して選んでいました。慎重になること自体は悪くなかったと思うのですが、結果として受ける企業の数が少なくなってしまったのは事実です。
就活を妥協して後悔したの話はこちらに詳しく書いていますので一緒に見ていってください。

履歴書・職務経歴書は訓練校の人に見てもらった
これは素直にやってよかったと感じていることです。訓練校には就職支援の仕組みがあって、私は履歴書と職務経歴書を作って、訓練校の人に見てもらいました。
書類を自分一人で完成させようとすると、どうしても「これで合っているのかな」という不安が残ります。第三者の目で見てもらえると、その不安がかなり減りました。
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添削は複数回お願いしました。
見てもらう前と後では、書類の完成度がぜんぜん違います。
振り返って「これは絶対やっておくべきだった」と思うこと
ここからが、この記事で一番伝えたかった部分です。当時の自分に戻れるなら、間違いなくやり方を変えるだろうなということを3つ書きます。
ポートフォリオの作成(これが最優先だった)
一番後悔しているのは、ポートフォリオを作らなかったことです。
隠さずに書くと、当時の私はポートフォリオの重要性をまったく理解していませんでした。そもそも「ポートフォリオ」という言葉自体、訓練校に入って初めて聞いたくらいです。だから、かなりないがしろにしていました。
訓練校の終盤に、グループでポートフォリオを作ってみようという課題はありました。ただ、出来上がったものは企業に見せられるようなレベルではないなと感じて、自分の作品としては使いませんでした。
でも今振り返ると、これは圧倒的に重要だったなと。未経験の人間が、実際にどれだけのことができるのか。それを企業に示す材料が、ポートフォリオなんですよね。実際、求人を眺めながら「自分には見せられるものが何もないな」と気づいたときの心細さは、けっこうしんどかったのを覚えています。
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当時の自分に一言だけ言えるなら、「paizaより先にポートフォリオを作れ」です。
ちなみに、訓練中に実際の求人を見て、DockerやGitといった訓練校では習わない技術がずらりと並んでいるのを知り、絶望に近い気持ちになった話は別の記事に書きました。あの感覚に心当たりがある方は、以下の記事も読んでみてください。


基本情報技術者の取得
もうひとつ、当時の自分にやらせたかったのが、基本情報技術者の取得です。
これはエンジニアとして働くなら、持っておいて損のない基礎的な知識を問う資格です。未経験者を採用する企業からすると、「この人にどれくらいの知識があるのか」は採用の不安材料になります。基本情報を持っていれば、一定の知識があることをある程度は示せるので、その不安を減らす材料にはなるはずです。
正直に書いておくと、私は今でもこの資格を持っていません。取得を検討している最中です。偉そうなことは言えない立場ではあります。
ただ、一度エンジニアとして働き始めてしまうと、資格よりも実際の実績のほうが評価されるようになります。なので、私自身はそこまで資格にこだわらなくてもいいかなという感覚です。もちろん、あるに越したことはありませんし、企業によっては必須としているところもあるでしょう。
逆に言えば、訓練中という時間に余裕がある時期は、資格の勉強に集中しやすいタイミングでもあります。働き始めてから勉強時間を確保するのは、想像以上に大変なので。やるなら今のうち、という感覚です。
私は今になって参考書を手元に置き始めたところなので、取得できたらまたレビューを書こうと考えています。
もっと多くの企業を受けるべきだった
最後は、応募数の話です。
先ほど書いたとおり、私が受けたのは合計で7社前後。今振り返ると、この数は圧倒的に少なかったなと感じます。前職のことを引きずって、求人を厳選しすぎていたんですよね。
面接は受ければ受けるほど慣れていくものです。本命の企業を受ける前に、練習という意味で何社か受けておくだけでも、本番の落ち着き方がぜんぜん違ったはずです。
もちろん、片っ端から応募して疲れてしまうのも本末転倒なので、そのバランスは難しいところではあります。ただ、最初から数を絞りすぎると、面接そのものに慣れる機会を失ってしまう。もう少しうまく配分できればよかったなと、今は思っています。
6ヶ月コースなら、こう動くのが理想だと今は思う
ここまでの反省を踏まえて、「もし6ヶ月コースをもう一度やり直せるなら、こう動くな」という理想の流れを書いてみます。あくまで私の場合の話なので、合う合わないはあるかもしれません。
最初の3ヶ月は、基礎学習に集中していい時期だと考えています。ここはカリキュラムの前半とも重なるので、まずは授業についていくことを優先する。
4ヶ月目あたりから、求人検索を始めてみる。同時に、ポートフォリオで何を作るかの構想や下準備を進めておきます。5ヶ月目には、ポートフォリオの本制作に入りつつ、練習も兼ねて求人への応募も始める。そして6ヶ月目に、完成したポートフォリオを持って本命の求人に応募する。これが、今の私が考える理想形です。


ただ、ここで現実的な話もしておくと、訓練校のカリキュラムは6ヶ月目まで授業が組まれています。5ヶ月目からポートフォリオを並行して作るのは、相当しんどいはずです。
だからこそ、訓練校の先生に早めに相談しておくのがいいんじゃないかなと。就職という、自分の人生がかかっているポイントです。ここは踏ん張りどころだと思うので、早いうちから動き出す価値は十分にあると、私の経験からはそう感じています。
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正直、当時の私だったら絶対こう動けなかったと思います。
それでも、就職は人生の大きな節目です。できる範囲で少しずつでも、前倒しに動いてみてほしいなと思っています。
もし同じ状況なら、今からでもできることがあります
ここまで読んで、「もう後半に入っているのに、何も準備できていない」と焦っている方もいるかもしれません。でも、いつ動き出しても、遅すぎるということはないはずです。私自身、本格的に動いたのは終盤からでしたが、それでもやらないよりはずっとマシでした。
今すぐできることを挙げるなら、まずはポートフォリオの題材を考え始めること。それから、基本情報の参考書を1冊だけ手に入れて、ぱらぱらめくってみること。このあたりは、今日からでも始められます。
もうひとつ、転職サイトやエージェントに登録だけしておくのも、悪くない選択だと感じています。私は当時、求人を厳選しすぎて視野が狭くなっていました。無料で登録して求人を眺めるだけでも、今の業界の温度感や、自分が応募できそうな求人がどれくらいあるのかが見えてきます。情報を集めておいて損はなかったな、というのが振り返ってみての実感です。
すぐに応募しなくても、選択肢を知っておくだけで気持ちが少し楽になることもあります。一歩踏み出すかどうかは、そのあとで決めればいいんじゃないかなと。
最後に、私の話を少しだけ。冒頭にも書いたとおり、私は結局、卒業の時点では就職が決まりませんでした。その後しばらくアルバイトをしながら過ごして、今の社内SEの仕事にたどり着いています。決まらなかった時期に何を考えていたのか、どう動いたのかは、また別の記事で書くつもりです。楽しみに待っていただければ幸いです。




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