就活を妥協して3ヶ月で会社を辞めた話——後悔から学んだこと

就活を妥協して3ヶ月で会社を辞めた話——後悔から学んだこと

「就活、もうどこでもいいから早く終わらせたい」——私も就活生のとき、まさにそう思っていました。結局「とりあえず」で決めた会社を、正社員として3ヶ月で辞めています。この記事では、就活を妥協した私に何が起きたのか、そして当時の自分に何が足りなかったのかを正直に書いてみます。同じように「もうどこでもいい」と感じている方に、判断材料の一つとして読んでもらえたらと思っています。

目次

就活がしんどくて「もうここでいいか」と思っていた

私が就活をしていたのは、感染症の流行で説明会や面接が次々と制限されていた時期でした。

3年の夏に1社だけ1dayインターンに参加して、本格的に動き出したのは3月から。エントリーしたのは10社ほどです。序盤に受けた2社が最終面接まで進んで、正直「どっちか受かるだろう」と楽観的に構えていました。

ところが、2社とも最終面接で不採用。

ここから一気に歯車が狂い始めます。次に受ける企業は最終面接にすら進めない。周りの友人はどんどん内定を決めていく。「自分だけ取り残されている」という焦りが、日を追うごとに強くなっていきました。

もう就活のことを考えたくない。早く楽になりたい。そんな気持ちが常につきまとっていて、「もうどこでもいいから内定がほしい」——就活の終盤は、ずっとそんな状態でした。

自分のやりたいことも、進みたい方向も、自分の何が強みなのかもわからない。考えれば考えるほどドツボにはまっていく感覚でした。

内定が出た瞬間、「これで終われる」と思った

8月半ば、引っ越し業者から内定の連絡をもらいました。

最初に浮かんだのは「やっと終われる」という気持ちです。嬉しさよりも、安堵のほうがずっと大きかった。もうこれ以上就活のことを考えなくていい——その開放感が、他のすべてを上回っていました。

実はこのとき、もう1社選考が進んでいた企業がありました。それなのに、「もういいや、ここで終わりにしよう」とその企業を辞退してしまった。冷静に考えれば、結果を待ってから判断しても遅くはなかったはずです。当時の私には、一刻も早くこのしんどさから抜け出すことしか頭にありませんでした。

バイト経験があったから「大丈夫だろう」と思った

引っ越し業者を選んだ理由はもう一つあります。学生時代に引っ越しのアルバイトをしていて、業界自体に悪いイメージがなかったんです。

「バイトでやっていたし、正社員でもやっていけるだろう」——そう思っていました。

けれど、今になって思うのは、「引っ越し業界」と「その一企業」はまったく別物だということです。業界全体の雰囲気だけで判断して、内定をもらった企業そのもののクチコミや評判を調べることをしませんでした。内定が出た安堵感の中で、「調べる」という一手間を省いてしまった。ここが、後の後悔につながっています。

「業界のイメージ」と「その会社の実態」は全然違いました。
ここは本当に見落としがちだと思います。

「某ウイルスのせいで決まらなかった」と自分をごまかしていた

就活がうまくいかない時期、心のどこかで「某ウイルスのせいで就活が制限されたから仕方ない」と自分に言い聞かせていました。

たしかに、外部環境の影響はあったと思います。説明会が中止になったり、選考のスケジュールがずれたり。ただ、それと自分の準備不足は別の話です。

自己分析が浅かった。企業研究もほとんどやらなかった。「なんとなく」で進めた就活が、「なんとなく」の結果を生んだ。今ならそう受け止めることができますが、当時はそれを認めるのが怖かったんだと思います。外部のせいにしておけば、自分を守れたので。

入社してから気づいた「妥協」のツケ

内定が出た後、会社から「2月からアルバイトとして勤務を開始してほしい」と告げられました。正社員としてのスタートは4月ですが、その前に現場に入るという話です。

この時点で、少し引っかかるものはありました。でも「そういうものなのかな」と深く考えずに受け入れてしまった。今振り返れば、ここでもう少し調べたり誰かに相談しておくべきでした。

2月からのアルバイト期間は泊まり込みの勤務。4月に正社員へ切り替わってからも、残業時間には納得できない部分が多かった。仕事内容や給与についてはある程度覚悟の範囲でしたが、働き方のギャップが積み重なり、正社員として3ヶ月(アルバイト期間を含めると約5ヶ月)で退職しました。

就活から退職までのタイムライン

就活を妥協した自分に伝えたい「あと少しだけ踏ん張れ」

偉そうなことを言える立場ではないのですが、もし就活中の自分に何か伝えられるなら、「あと少しだけ踏ん張ってほしい」と言うと思います。

新卒の就活は一度きりです。いわゆる「新卒カード」は、その時期を逃すと使えなくなる。私はそのカードを、「早く楽になりたい」という気持ちだけでぞんざいに使ってしまいました。

つらい気持ちは本当にわかります。私もそうだったので。けれど、しんどさと「ここで決めて後悔しないか」は、できれば分けて考えてほしい。あのとき、もう1〜2社でも選考を続けていたら。クチコミサイトでその企業の実態を調べていたら。結果が変わったかどうかはわかりません。けれど少なくとも、「自分でちゃんと考えた上での選択だった」と思えたはずです。

「後悔するかどうか」は、そのときにはわからないんですよね。
だからこそ、判断材料だけは集めておいたほうがいいと思います。

しんどくても、これだけはやっておいてほしいこと

就活中の今、全力で頑張れとは言いません。私もそんな余裕はなかったので。それでも、「内定が出た会社のクチコミを調べる」「選考中の企業を感情だけで辞退しない」、この2つだけでも意識しておくと、後の後悔がだいぶ減ると思います。

私は内定が出たとき、その会社のことをほとんど調べませんでした。それと同時に、まだ選考中だった1社を「もう終わりにしたい」という気持ちだけで辞退してしまった。しんどいときに冷静でいるのは難しいですが、「辞退するのは結果が出てからでも遅くない」と当時の自分に言いたいです。

感情に引っ張られて判断したこと——これが一番の反省点です。頭ではわかっていても、あの状況でできたかと言われると正直自信はないですが。

就活の妥協で後悔しないために——今できること

ここまで読んでくれた方の中には、今まさに就活がつらくて「もうどこでもいい」と思い始めている方もいるかもしれません。

その気持ちを否定するつもりはないです。つらいものはつらいので。

ただ、一つだけ。感情で決めるのと、情報を集めた上で決めるのとでは、後から感じる納得感がだいぶ変わってくる、というのが実感です。

私は転職活動のときに、企業のクチコミサイトで実際に働いている人の声をよく調べるようになりました。就活のときにこれをやっていたら、少なくとも「知らなかった」という後悔は減らせたはずです。無料で登録できるものがほとんどなので、気になる企業の名前を入れてみるだけでも見える景色は変わってきます。

選ぶかどうかは後から決めればいい。「知った上で選ぶ」のと「知らずに選ぶ」のとでは、後悔の質がまったく違うと感じています。

私の場合、就活を妥協した結果、正社員3ヶ月で会社を辞め、そこから職業訓練校を経て今の会社に転職するまでに約2年かかりました。遠回りした分だけ得たものもありますが、あの時点でもう少し踏ん張っていたら、必要のない遠回りだったかもしれません。

私自身、あの遠回りがなければ今の仕事にはたどり着いていないので、結果的には悪いことばかりでもなかったとは思っています。とはいえ、避けられる遠回りなら避けたほうがいい、というのが正直な気持ちです。

私の場合、結果的に社内SEという職種に出会えたことで状況が変わりました。転職前後で具体的に何がどう変わったかは、別の記事に書いています。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

プロフィール

realstrategylabのアバター realstrategylab ブロガー

20代・社内SE。新卒で引っ越し業者に就職後、職業訓練校を経てIT職へ転職。
得意なのは、IT・資産運用・筋トレ・心理学
完璧な成功談より、迷いや失敗も含めた「リアル」を届けたいと思っています。

目次