職業訓練後に就職が決まらないときの選択肢と動き方|経験者の話

職業訓練後に就職が決まらないときの選択肢と動き方|経験者の話

職業訓練校を卒業しても就職が決まらないと、「自分はこの先どうなるんだろう」と不安になりますよね。私もそうでした。プログラミングの訓練校に6ヶ月通って、卒業の時点では内定がひとつもなかったからです。

この記事では、そこから今の会社に拾ってもらうまでの約1年間、私が何を考えて、どう動いたのかを書いていきます。きれいな成功談ではありません。良かった判断も、今でも後悔している反省も、正直にそのまま残しておきます。

なお、訓練校に通っている間の就活については以下の記事に書いています。

この記事はその続きで、「決まらなかったあと」の話です。

目次

在学中に7社前後受けて、全部落ちました

在学中に7社前後を受けましたが、合格はひとつもなく、そのまま卒業を迎えました。同じ状況にいる人が「あ、自分だけじゃないんだ」と少しでも思えたら、書いた意味があるかなと思っています。

卒業式の日に行き先がないって、わりとしんどいものでした。

卒業時点で内定ゼロだった私が選んだのは、アルバイト継続でした

就職が決まらないまま卒業した私が選んだのは、当時続けていたアルバイトをそのまま続けることでした。元々は卒業したらすぐ正社員として働くつもりだったので、就活自体はしていたんです。でも決まらなかったので、こういう判断になりました。

続けていたアルバイトが、時給1700円とけっこう良かった話

このアルバイトが、条件としてはなかなか悪くなかったんです。当時の明細が見つからなかったので正確ではないのですが、時給は1700円。基本は1日8時間勤務で、残業があれば1分単位で支給されていました。

月に20日以上は出ていたので、残業も含めると額面で30万円台に乗っていたと思います。手取りがいくらだったかは、記録が残っておらず正直わかりません。

実家暮らしだったので、生活費の負担も軽めでした。実家に5万円ほど入れて、あとは税金などの支払いをしていたくらい。それ以外にお金はほとんどかかっていません。数字で並べると、こんな感じでした。

図解:内訳表 アルバイト時代の収入と支出(時給1700円・月額面30万円台・実家5万円)

こうして書き出してみると、金銭的にはむしろ余裕がある状態でした。

お金に困っていなかったぶん、それほどは焦らなかったです。

アルバイトを「就職先」として訓練校に報告した話

訓練校では、卒業後に就職できたか、どこに就職したのかを報告する必要がありました。実際に私も学校の人から就職状況を確認されましたし、書類の提出もありました。

学校としては、卒業後の就職率が認可にも関わっているようでした。プログラミング以外でもいいからどこかに就職してほしい、という空気は感じていました。

私はアルバイト先を就職先として報告して、それで特に問題はありませんでした。誰かに怒られたり、何かの制限を受けたりということは一切ありません。

振り返って思う、「就活を一旦忘れた」のは良くなかった

ここは正直に書いておきたい反省点です。

最初からアルバイトを当てにしていたわけではなく、就活がうまくいかなかった結果としてアルバイトを続けた。この判断自体は、今でも悪くなかったと思っています。アルバイト依存に最初から逃げたわけではないので。

ただ問題は、この時期に就活を一度「忘れる」ように生活してしまったことです。やっていたのは、せいぜい求人を検索するくらい。本格的に応募するつもりはありませんでした。

今振り返ると、本当にいい求人が見つかったなら、そこは挑戦すべきだったなと感じます。眺めるだけで止めてしまったのは、もったいなかったです。

生活が安定していると、つい「まあ今はいいか」になっちゃうんですよね。

アルバイトが終わってから、今の会社に拾われるまで

このアルバイトには、近いうちに仕事自体がなくなることが分かっているという事情がありました。だからこそ、その先のことを考える必要があったわけです。

3月いっぱいでアルバイトが終わり、空白の3ヶ月が始まった

記憶が正しければ、アルバイトは3月いっぱいで終了しました。実は3月頃から多少は就活を再開し始めてはいたのですが、本格的に動き出したのは、アルバイトが完全に終わってからです。

そこから今の会社で働き始めたのが、その年の7月。アルバイトが終わってからの約3ヶ月間が、いわば「空白の期間」でした。この3ヶ月で就職活動を再開して、最終的に内定をもらった形になります。

親戚のつてで、7月に今の会社に内定をもらった

その3ヶ月、私は普通に就職活動をしていました。今の会社以外にも何社か動いていたんです。そんな中で、就活を続けているうちに、親戚から声をかけてもらえて、今の会社に拾ってもらえることになりました。

正直に書くと、ここはかなり運の要素が大きかったと思っています。自分の努力だけで掴み取った、という感覚はあまりありません。たまたまタイミングよく声をかけてもらえた、というのが近いです。

運だったとしても、声がかかったときに動ける状態でいたのは大事だったかなと。

社内SEに転職した後のリアルな変化については、こちらで詳しく触れています。

一番不安だったのは「この先どうなるのか」が見えないこと

金銭面では、アルバイトの給料が良かったので困っていませんでした。生活が立ち行かない、という種類の不安ではなかったんです。

それでも不安はありました。一番きつかったのは、ずっと続くアルバイトではないと分かっていたこと。今は大丈夫でも、この先どうなるのかが見えない。「このままで大丈夫なんだろうか」という思いが、ずっと心の片隅にありました。

周りの同期や友人と自分を比べて落ち込む、ということは私の場合あまりなかったです。比べる対象がいたというより、自分の将来そのものが見えないことが不安だった、という感覚のほうが近いです。

訓練校後に就職が決まらない人へ、当時の私が知りたかったこと

ここからは、当時の私が知りたかったことを、今の立場から書いてみます。

訓練校からのペナルティはないので、怯える必要はない

さっきも触れましたが、訓練校への就職報告で、決まらなかったからといって怒られたり制限を受けたりすることはありません。

確かに、アルバイトすら決まっていない状態だと、学校側からあまりいい顔はされないかもしれません。卒業後の就職率を気にしている雰囲気はありましたから。でも、それで何かペナルティを食らうわけではないんです。だから就職先が決まらないことに、過剰に怯える必要はないと思います。

「決まってないと怒られるのかな」って身構えがちですが、そういうものではなかったです。

訓練校と違う職種に進んでも、まったく問題ない

報告する就職先は、訓練校で学んだ内容と全然違う職種でも問題ありません。私の場合もアルバイト先を出していますし、そこは自由でした。

もう少し踏み込んで言うと、通ってみて「自分にはこの分野は合わないな」と感じることもあると思います。そう思ったなら、違う職種に進んでいいんじゃないでしょうか。せっかくプログラミングを学んだのに、と思う気持ちは分かります。でも、合わない仕事を無理に続けるより、前向きに取り組める仕事を選ぶほうが、ずっと大事だと感じています。

ただ「アルバイト一本に逃げる」のだけは気をつけたい

これは、自分自身への反省でもあります。

アルバイトで生活がそこそこ安定すると、人はそこに甘えてしまいがちです。実際、私がそうでした。求人を眺めるだけで満足してしまって、応募という一歩を踏み出さない時期がありました。

なので、もし今アルバイトでつないでいる人がいたら、それ自体は悪いことではないと思います。ただ、「これだ」と思える求人に出会ったら、ちゃんと応募する。その姿勢だけは持っておいたほうがいいんじゃないかなと思います。

同じ状況なら、今からでもやれることがあります

ここまで読んで、まだ不安が消えない方もいると思います。私も当時そうでした。うまくいかない中でできることは、結局のところ、目の前のやれることを一つずつ片付けていくことくらいでした。

そのうえで、具体的にやれることをいくつか挙げてみます。

ひとつは、ポートフォリオの準備です。不採用が続いた理由のひとつは、ポートフォリオがなくて、自分にどれくらいのことができるのかを企業にうまく示せなかったことだったと感じています。これは在学中にやっておくべきだったと、今でも後悔しています。

もうひとつは、資格の勉強です。私は訓練校でJavaを学んでいたので、Javaの資格の勉強をしていました。でも、最後の最後で少し面倒くさくなってしまって、結局受けなかったんです。今振り返ると、これも小さな後悔のひとつです。時間に余裕がある時期だからこそ、手をつけやすいものでした。ちなみに今、エンジニアが未経験の人なら、基本情報技術者を取っておくのがいいんじゃないかと私は思います。

そして、転職サイトやエージェントへの登録も、やっておいて損はないはずです。当時の自分に一つすすめるなら、未経験のエンジニア向けに特化したエージェントに、無料で登録だけしておくこと。私自身は親戚のつてで決まったので、実際には使っていません。ただ、求人を眺めるだけでも、応募できそうな会社の温度感や業界全体の動きは見えてきます。

一歩踏み出すかどうかは別として、選択肢を知っておくだけでも、気持ちが少し楽になることはあると思います。

私自身は未経験から社内SEに進みましたが、その選択が実際どうだったかは3年たった今の視点でこちらに書いています。一つの進路の例として見てもらえればと思います。

最後に、私の話を。私はたまたま今の会社に拾ってもらえて、運が良かったと思っています。だから「努力すれば必ず報われる」なんて、無責任なことは言えません。でも、しっかり準備をして前向きに動いていれば、いつかどこかに拾ってもらえる。少なくとも私はそう信じて、今も副業など、できることを試しています。同じ状況にいるあなたにも、その感覚が伝わったらうれしいです。

改めてですが訓練校に通っていた当時の就活の話は、以下で詳しく書いています。卒業前の動き方を知りたい方は、あわせて読んでみてください。

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プロフィール

realstrategylabのアバター realstrategylab ブロガー

20代・社内SE。新卒で引っ越し業者に就職後、職業訓練校を経てIT職へ転職。
得意なのは、IT・資産運用・筋トレ・心理学
完璧な成功談より、迷いや失敗も含めた「リアル」を届けたいと思っています。

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