「ハローワークに行ったほうがいいのは分かっているけど、なんとなく足が向かない」——前職を辞めた直後の私もそうでした。
この記事では、20代で前職を辞めた後、母親に背中を押されて初めてハローワークに行ったときの雰囲気や流れ、しばらく通って率直に感じたことを書いています。公式サイトの説明ではなく、行く前に不安だった当事者の目線で書いてみました。
ハローワークに行く前、私も不安でした
前職を辞めて1ヶ月くらいは、開放感が強かったです。とにかく仕事から離れられたという気持ちが大きくて、しばらくは何も考えずに過ごしていました。
ただ、その開放感は思っていたよりも早く消えていきます。1ヶ月を過ぎたあたりから、「このままじゃまずいな」という焦りが少しずつ出てきました。多少、貯金があるとはいえ、ずっとこのまま過ごしているわけにもいきません。でも、いざ動こうとすると何から手をつけていいか分からなくて、結局その焦りを抱えたまま動けずにいました。
ハローワークという場所は名前だけは知っていましたが、「求人を紹介してくれるところ」というぼんやりしたイメージしかなくて。具体的にどんな手続きをするのか、何も分かっていませんでした。
そんなときに母親から「とりあえずハローワークに行ってみたら」と言われて、ようやく重い腰を上げた、というのが本音です。
前職の引っ越し業者を辞めた経緯について気になる方はこちらの記事も読んでみてください。

初めてのハローワーク──実際の雰囲気と最初にやること
建物に入ったときの空気感
実際にハローワークに足を踏み入れたときの第一印象は、「図書館+市役所窓口」みたいな雰囲気です。静かで、でも事務的な感じもあって、独特の空気があります。
来ている人は本当にいろんな年齢層の人がいましたが、どちらかというと年配寄りの人のほうが多かった気がします。20代の自分が場違いに感じたかというと、そこまでではなかったのですが、空気がなんとなく重く感じたのは覚えています。みんな何かしらの事情を抱えて来ている場所なので、それも当然かもしれません。
混み具合は時間帯によってかなり違いました。朝一はわりとすいていて、お昼前後や午後になるほど人が増えていく感じでした。初めて行くなら、朝の早い時間帯が落ち着いて動けると思います。
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朝一に行くと窓口の人にも余裕があって、初めての質問もしやすかったです。
最初にやるのは利用登録だけ
初めて行く人がまずやるのは、受付での利用登録です。氏名や住所などを記入して、「求職番号」というものを発行してもらいます。これで求職者としての情報が管理されるようになります。
正直なところ、当時の自分が何を持って行ったかは細かいところまで覚えていません。改めて調べてみたら、求職の申し込みだけなら基本的に手ぶらでも大丈夫なようです。とはいえ、念のため身分証明書や筆記用具を持って行ったほうが安心だと思います。失業保険の手続きまでする場合は、離職票やマイナンバーが分かるものなどが別途必要になります。詳しくは最寄りのハローワークの情報を調べてみてください。
私の場合は、登録のあとに職業相談コーナーの発券機で番号札を取って、順番待ちをしてから相談、という流れでした。そこで自分の状況を話したところ、地域若者サポートステーション(通称サポステ)を紹介されることになります。これが結果的に、今の自分につながる入口になりました。
ハローワークでできることと、私が実際に使ったもの
ハローワークでできることは思っていたよりも幅広くて、主にこんな感じです。
- 求人検索・応募
- 職業相談・キャリア相談
- 失業保険(雇用保険)の手続き
- セミナーやイベント
- 地域の支援機関の紹介
この中で、私が実際に使ったのは「求人検索」「職業相談」「地域の支援機関紹介(サポステ)」の3つです。
失業保険については、前職の在籍期間が足りなかったので、もともと対象外だということは分かっていました。引っ越し業者で正社員として3ヶ月(アルバイト期間を含めると約5ヶ月)の在籍では、雇用保険の受給条件に届きません。なので、最初からこの手続きは使えない前提でした。
セミナーやイベントについては当時の自分は使わなかったのですが、後から考えるともう少し情報を取りに行ってもよかったかなと思います。


しばらく通って正直に感じたこと
その後、サポステを経由して職業訓練校に通うことになるのですが、訓練校に在籍している間は定期的にハローワークに通って、就職活動の状況を報告する決まりがありました。就職活動の実績がないと訓練校に通えなくなるルールがあったためです。
私の場合は、面接など他の場で就職活動の実績を作れていたわけではありませんでした。なので、ハローワークでの求人検索がそのまま実績代わりになっていました。確か、他で面接を受けていれば求人検索は不要だったはずです。でも、自分にはそういう機会がなかったので、毎回ハローワークで求人検索をしていました。
そんなわけで、初回だけでなくある程度の期間通った経験があるのですが、実際のところハローワークそのものにはそこまでいい印象を持っていません。
職業訓練校でプログラミングを学んだ経験については別記事で書いています。良ければ読んでみてください。


求人の内容はどうだったか
一番いまいちだと感じたのは、求人の内容です。当時の自分が検索した範囲では、給料の額面や年間休日の条件を見て「これはしんどそうだな」と感じる求人が多かったんです。もちろんすべてがそうというわけではないですし、私の見方が甘かった部分もあるかもしれません。
今回この記事を書くにあたって、改めてハローワークインターネットサービスで求人を見てみました。すると、当時の記憶よりも条件のいい求人が増えているように感じました。特に年間休日120日以上の求人がそれなりに見つかったのは、当時とはだいぶ違うところでした。
給与については、額面の数字だけ見ると上がっているように見えるのですが、物価も上がっているので、相対的に良くなっているかは何とも言えません。求人の数そのものは、当時とそこまで大きく変わっていない印象でした。
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昔のイメージで判断せず、自分で見てみるのが一番確実だと感じました。
対応や窓口の雰囲気はどうだったか
職員さんの対応については、私の場合は悪かったという経験はありませんでした。職業相談でも、こちらの話を聞いた上でサポステを紹介してくれて、そのおかげで今の道につながっています。
ただ、場の空気全体は、やっぱり軽い場所ではないという感覚は最後まで残りました。求職という場所の性質を考えれば仕方ないのですが、行くたびに少しだけエネルギーがいる場所だったのは事実です。
それでもハローワークに行ってよかったと思う理由と、これから行く人へ
ここまで読むとあまりポジティブな話に見えないかもしれませんが、私自身は「ハローワークに行ってよかった」と思っています。
理由は単純で、そこで紹介してもらったサポステがきっかけで職業訓練校に通うことになり、それが今の社内SEの仕事につながっているからです。ハローワークを「求人を見るだけの場所」と考えると物足りないかもしれませんが、「次の一歩のきっかけをもらう場所」として見ると、行く価値はあると思います。
社内SEに転職して生活がどう変わったかは別の記事に書いているので、興味があれば読んでみてください。


一方で、求人を本気で探すという意味では、民間の転職サイトのほうが選択肢の幅も情報量も上だな、というのが今の素直な感想です。ハローワークと転職サイトは併用するのが現実的だと思います。
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求人を探すだけが目的じゃないって思うと、行くハードルが少し下がる気がします。
もし今、行こうか迷っているなら、まず一回行ってみるだけでも見える景色は変わると思います。初回は登録だけで終わってもいいですし、軽く話を聞いてもらうだけでも、自分の状況が少しは整理されます。
人それぞれ合う合わないはあると思います。それでも、一歩踏み出すかどうかは別として、選択肢を知っておくだけでも気持ちは少し楽になるはずです。
サポステで紹介されに通うことになった、訓練校の雰囲気・通った感想については別の記事で触れているので、興味があればそちらも読んでみてもらえると、流れがもう少し見えてくると思います。






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